なぜやる気が出ないのか?待っても待ってもやる気が出ないときの対処法と考え方

暮らし

「あー、やる気が出ない」

あふれかえる洗濯カゴに、シンクに積み重なった食器の山。「とりあえずちょっと休憩」とスマホを手にして座ったと思ったら、気づくと1時間たっていた…。そんな日はありませんか?

 

この記事では、そんな「時間のワープ」を防ぎ、やる気のでない1日を充実したものに変えるための方法をお伝えします。

 

なぜやる気が出ないのか?

完璧主義による心の疲れ

「家の中はいつもきれいじゃなきゃいけない」
「食事は家族の好みと栄養バランスを考えて用意しないと」

 

完璧主義な考え方はじわじわと心をすり減らします。物事を白か黒かで判断するくせはやる気を奪い、「もう何もかもやめたい…」となってしまいがちです。

 

「とりあえず食卓の上だけ片付ければいいや」
「今日は私が食べたいものを作ろう!」

 

こんな風に考えれば、最初の一歩が踏み出しやすくなります。

 

生活リズムの乱れによる心の落ち込み

寝不足・栄養の偏り・運動不足・ホルモンバランスの変動など。心と体は影響しあうので、生活リズムが乱れて体が疲れてくると、心も前を向きにくくなります。

 

特に女性の場合は、生理周期の影響で身動きすら取りたくない(取れない)日もあります。

 

「やる気が出ないのはしょうがないことなんだ」と思うだけで、少し心が軽くなります。

 

やる気が出るのを待っている

「やる気が出ない…」という悩みの根本的な解決にはなりませんが、「そもそもやる気なんて出ないんだ」と思うことも、ひとつの方法です。

 

24時間365日フルスロットルの人なんていません。やる気というのは海の波のように引いたり押し寄せたりするので、凪いだ海でなかなかこない大波を待っていても時間の無駄です。

 

心理学では「感情は行動のあとからついてくる」とも言われており、最初からやる気満タンで走り出そうとするよりも、取りあえず動き出してみるほうがいいのです。

 

頭で考えるよりも、まずはスマホを置いて立ち上がるところから始めましょう。

 

みんなのやる気の出ない日常

冷蔵庫の前でフリーズしてしまう

「夕飯なに作ろうかな」と思って冷蔵庫を開けたら、脳が献立を考えるのを拒否してきます。いったん冷蔵庫を閉めて考えようとするのですが、結局なにも思い浮かばず、また冷蔵庫を開けてフリーズ。このくり返しで時間だけが過ぎていきます。(30代・主婦)

ゴミ捨て場が隣の駅ほど遠くに感じる

ゴミ捨てに行こうとゴミをまとめても、玄関を出てエレベーターに乗ってエントランスを出て駐輪場を突っ切って…。考えるだけで気が遠くなります。「もうちょっと後でもいっか」と思っていると収集時間が過ぎてしまい、持ち越しになることも。夏は特にやばいです。(20代・会社員)

パソコンの前でワープ

「よし、仕事しよう」とPCを立ち上げ、メールを一通開いて閉じたら、なぜかSNSを見てニュースをスクロール。気づけば午前中が消滅していました。出社していた頃のほうが、仕事効率は明らかに良かったですね。(30代・会社員)

詰め替え作業が終わらない

洗剤の詰め替えをしようとして、「ついでにシャンプーの詰め替えもしとこうかな。在庫はあったっけ?」と思いストック棚を漁り始めると、そのままそこで棚の整理に半日費やしてしまいます。

その後はリビングに戻って、通販サイトで在庫をポチりながらソファでうたた寝なんて日も。洗面所には詰め替えが終わっていない洗剤が、朝のままの状態でずっと放置されていましたね。(40代・主婦)

ロボット掃除機の充電が切れっぱなし

ロボット掃除機を動かそうと思うと、床に置いてあるものをどかさないといけなくて。それが億劫でしばらく放置していたら、いざ使おうと思ったときにはいつも充電が切れています。それでまた放置してしまうというループです。(30代・会社員)

 

みんながやってる、やる気がなくてもできる工夫

家事

  • アラームをセットする
    10分後にアラームをセットし、家事に取りかかります。そしてアラームが鳴ったら強制終了します。すると「もっとやりたい」という気持ちになり、自然とテキパキ動けるようになります。

 

  • ご褒美作戦
    「洗濯ものを干し終わったらチョコを食べる」「掃除が終わったら推し動画を1本観る」など、ご褒美を決めておくとがんばれることもあります。

 

  • 髪の毛をピシッと結ぶ
    髪の毛を梳かして、ゴムでピシッと結びます。顔まわりがスッキリするとやる気が湧きやすいです。

 

仕事

  • 簡単なタスクからやっつける
    最初に「終わらせやすいタスク」を片付けて勢いをつけます。いきなり面倒な案件をやり始めると挫折しやすいです。

 

  • 切り替えの動作を決める
    コーヒーを淹れる、伸びをする、音楽をかけるなど。「これをやったら仕事を始める」と、オフモードからオンモードに切り替える動作を決めておくと、習慣化できます。

 

  • 15分ごとに小休止
    1時間ごとの休憩だとどうしてもダラダラしがち。15分という短いスパンで休憩を挟むと、集中して仕事ができます。エンジンがかかったら、休憩なしで1時間でも2時間でも集中できるようになります。

 

それでもやる気が出ない日は「やるしかない」とあきらめる

どんな工夫をしても動けない日はあります。そんなときにできることはただひとつ。「やる気がなくても、手を動かす」こと。

 

脳は「動いている自分」に引きずられるようにできています。家事も仕事も、やる気があろうとなかろうと、結局は「やるしかない」のです。

 

まずはスマホを遠くに置き、手と体を動かし始めましょう。

 

必要ならプロに頼る選択も

やる気のなさや気分の落ち込みが長く続き、日常生活に支障が出ていると感じたら、それは病気のサインかもしれません。体調や心の不調は、一人で抱え込まないことが大切です。

 

特に精神的な疲労は、自分自身では気づきにくいものです。「なんだか最近うまく笑えないな」「ほっぺたを触ると硬い気がする」と感じたら、なるべく早く受診してください。

 

上手く笑顔が作れなくなるのは、精神的な不調による体からのSOSです。

 

まとめ やる気が出ないことに落ち込まないで

やる気が出ない日は誰にでもあります。そういう日は完璧を目指さないことが一番大切です。そして、「やる気なんて無いのが普通」と考え、淡々とタスクをこなしていきましょう。

 

やる気が出ないことに落ち込むのが一番良くないです。

 

手と体を動かせば自然と心もついてきてくれます。今すぐスマホを置いて、取りあえず立ち上がることから始めてみましょう。

 

 

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