「着たい服がない」を解決する!大量の服を手放してつくる「一軍だけ」のシンプルクローゼット

暮らし

「服はたくさん持っているのに、着たい服がない」

毎朝クローゼットを開けて悩んだ挙句、結局いつも同じ服を着てしまう。あるいは、新しい服を買ったのに活用できず、タンスの肥やしになっている。

このような人は、もしかしたら 自分が本当に好きな服 がわからない状態なのかもしれません。

 

今日は、ミニマリスト的な考えを取り入れつつ、初心者でも無理なく実践できるシンプルクローゼットのつくり方を解説します。

 

 

「着たい服がない」となる理由

選択肢が多すぎて選べない

ジャムの法則といって、「24種類のジャムを並べた場合よりも、6種類のジャムを並べた場合のほうが購入率が10倍高い」というデータがあります。

人は、選択肢が多すぎると「より完璧なものを選びたい」という気持ちが強まり、悩みすぎて決められなくなるのです。

 

似た服が多い

白いシャツが5枚、黒いパンツが3枚など、同じような服ばかり持っていませんか?

好きな色やデザインでも、着心地やちょっとしたディテールの違いで「お気に入り」にならないことはよくあります。そうすると、「たくさんあるのに着たい服がない」という状態に陥ります。

 

今の自分には似合わない服がある

「痩せたら着る」「昔はよく着ていた」など、今の自分に似合わない服はタンスの肥やしになりがちです。

「今」着たいものだけが並ぶクローゼットにできるといいですね。

 

 

一軍だけのクローゼットをつくろう!服の手放し方3ステップ

Step1 持っている服を全部出す

まずは、自分が持っている服の量を目で見て確かめます。

クローゼットやタンスの中身だけでなく、なんとなくその辺に置きっぱなしにしている上着や、鞄につっこんだままのカーディガンなどもすべて1か所に集めましょう。

「想像以上に持っていた」と気づくはずです。

 

Step2 1年以内に着ていないものの理由を考える

お気に入りの服であれば、1年のうちに必ず1度は着ているはずです。1年以内に着ていないということは、何か理由があります。その理由を考えましょう。

  • 着心地が悪い。
  • 似合わない。
  • 着ていく場所・機会がない。
  • お手入れが面倒。
  • サイズが合わない。
  • ほつれや毛玉・生地のへたりがある。
  • 思い出がある。

これらの服は今後も着ない可能性が高いです。思い出がある服だけを残し、それ以外は手放しましょう。

 

Step3 1年以内に着た服の中から、さらに残す服を決める

1年以内に着た服の中でも、何回も着た服もあれば、ほんの1~2回しか着ていない服もあると思います。ほんの1~2回しか着なかった理由を考え、残す服を決めましょう。

シンプルなクローゼットにするためには、服の数はアウターも含めて20~30着くらいにするのが理想です。

 

上級者向け
上級者の場合は、「どれを手放すか?」と考えるのではなく、「どれを残すか?」と考えましょう。自分が絶対に残したいものだけを選び取り、それ以外は手放すというやり方です。

そうすることによって、より洗練された「一軍のみのクローゼット」ができあがります。 

 

シンプルクローゼットのメリット・デメリット

メリット

  • 服の管理が楽になる。
  • 風通しが良くなるので服が傷みにくい。
  • お気に入りばかりなのでテンションが上がる。
  • 毎日のコーディネートが楽しくなる。
  • 服が減ると靴や鞄も減らせる。
  • 自分に似合う服がわかる。
  • 自分の好みが明確になる。
  • 衝動買いをしなくなる。

 

デメリット

  • 特になし。

 

 

私はシンプリスト歴6年目です。

持っている服の数は、喪服とアウターを入れて28着ですが、服を減らしたことのデメリットは感じたことがないです。

 

シンプルクローゼット実践者の声

Aさん(20代女性・会社員)

家が狭くて、クローゼットに入りきらない服が部屋中に散乱していていました。

ミニマリストに憧れて服の数を20着まで減らしたら、職場の人に「いつもおしゃれだよね」と言ってもらえることが増えました。毎日違う服を着ていたときには言われなかったのに、不思議です。

Bさん(50代女性・会社員)

若いころからお洋服が大好きで、たぶん200着以上は持っていました。なかなか昔の服も捨てられなくて。

一念発起して100着以上処分してみたら、すごく気持ちが軽くなりました。手放して後悔したものもありません。毎朝の服選びにかけていた時間も短縮されて、朝の支度に余裕ができました。

まだまだ多いと思っているので、これからもっと減らしていく予定です。

 

 

Cさん(20代男性・会社員)

平日はスーツ、休日はスウェットで過ごしていたくせに、着ない服も大量に持っていました。

ちょっと出かけようと思ったときに取り出す服が全部ヨレヨレ&しわしわで、「これじゃ彼女もできない」と思い、全部処分しました。

部屋着用のスウェットは、ちょっとおしゃれなしっかりした生地のものを買いました。外出用の服は、上も下も黒いものを3パターン買い揃えました。最近は「ミニマリストみたいだね!」と言われます。

この調子で服以外のモノも片づけたいです。

 

 

上級者向け


 靴とバッグの色を固定すると、服を買うときにコーディネートで迷いにくくなります。

  • 同じ色の靴を3足履き回す。
  • バッグは普段使い用とお出かけ用の2つだけにする。
  • バッグと靴を同じ色にまとめる

 

手放すときにやってほしいこと

服を手放すとき、「どうしてこれを手放すのか」と1着1着考えるようにします。

  • 着心地が悪い。 → 素材と自分の相性を覚える。
  • アイロンがけが面倒。 → しわになる素材の服は買わないようにする。
  • 毛玉ができやすい。 → ニット系はあまり買わないようにする。
  • 似合わない。 → 試着してから買うようにする。

多くの場合、店頭で試着せずに買ったことが失敗の原因となっています。服を買うときはできるだけ試着してから買いましょう。

 

 

まとめ 本当に好きな服を着よう

服を減らしていくと、自分が本当に好きな服が見えてきます。自分の価値観がわかれば、買い物の失敗もなくなります。

数は少なくなっても、お気に入りだらけのクローゼットは、きっとあなたを今よりももっと魅力的に見せてくれるでしょう。

忙しい現代人にこそ、シンプルクローゼットはとってもおすすめです。

 

 

 

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