人生に夢や目標は必要?夢や目標だけにとらわれず、幸せを感じて生きていく方法

生き方

「自分には夢がない」「目標が見つからない」。
SNSや自己啓発本で「人生の目標を持とう」と目にするたび、心の奥で焦りや不安を覚えてしまう。そんな経験はありませんか?

 

この記事では、夢や目標を見つけられずに悩む人に向けて、夢や目標を見つける方法と、夢や目標がなくても自分らしく幸せを感じて生きていく方法についてご紹介します。

 

夢や目標がないと不安になってしまう理由

周囲と比べて自分だけ遅れている気がするから

友人や同僚が「留学を目指している」「起業したい」などと話していると、つい自分と比較してしまいます。特に20~40代は、仕事・結婚・家庭・キャリアアップなど人生の節目が多いため、他人と比べて落ち込んでしまいがちです。

 

将来が見えず、漠然とした心もとなさを感じているから

「このままでいいのかな?」と未来に不安を持ってしまうことがあります。明確なゴールが見えないと、努力する方向がわからず不安になるのです。

 

 

人生の中でゴールが定まらない時期があることは、めずらしくありません。後から振り返って「あの時間があったから今があるんだ」と思えることもあります。

 

夢や目標を持つことが「正解」だと思い込んでいるから

「夢や目標がある=良いこと」という思い込みも、不安の原因になります。けれど実際には、人生の価値観は人それぞれ。夢や目標があってもなくても、幸せを感じて生きている人はたくさんいます。

 

夢や目標を持つことで変わる3つのこと

毎日の行動に意味が生まれ、充実感が増す

たとえば「将来カフェを開きたい」という夢を持っているとします。まだ資金も経験もないうちでも、その夢があることで日々のアルバイトや勉強に意味を見いだせるようになります。

目標があると、行動のひとつひとつが「未来への投資」になり、充実感を得られます。

 

挑戦を積み重ねて自己肯定感が高まる

「半年で3キロ痩せる」という小さな挑戦でも、達成できれば自信につながります。目標を達成するために毎日筋トレをしたり、甘いものを我慢したりできければ、「習慣化できた自分」にも自信がつくでしょう。

大きな夢がなくても自己肯定感が育っていきます。

 

困難に直面しても「支え」になる

夢や目標があると、困難にぶつかった時の心の支えになります。転職活動で何度不採用になっても、「自分は〇〇の仕事をしたい!」という夢があれば、何度でも立ち上がることができます。

 

夢と目標の違いを知ることで見える新しい視点

夢と目標は、似ているようでちょっと違います。

  • 夢   自分が将来なりたい姿、理想像

  • 目標  夢を現実に近づけるための具体的な道しるべ

夢が「地図に描かれた目的地」だとしたら、目標は「そこへ向かうための道順」です。この違いを理解すると、「夢が大きすぎて現実味がない」と悩む人も、「じゃあまずは小さな目標を立ててみよう」と発想を切り替えやすくなります。

 

人間の進化には2つの形がある

夢や目標が持てる人と持てない人の違いについて、以下のような考え方があります。この考え方を知ると気持ちが楽になる人も多いと思います。

 

人間の進化には2つの形があります。

 

ひとつは、夢や目標を明確にして、そこに向かって邁進していくタイプ。これを『目標達成型』といいます。いわゆるアメリカ型の成功哲学ですね。

もうひとつは、明確な夢や目標があるわけではないけれど、目の前にあることに対して愚直にひとつひとつ全力で取り組み、自然と新しいステージへと導かれていくタイプ。これを『天命追求型』といいます。

この2つの型を知ると、「夢や目標を持っていない自分はダメだ」という思い込みから解放されます。自分は「目標達成型」なのか「天命追求型」なのかを意識することで、より自然体で人生を歩めるようになるでしょう。

 

自分の夢や目標を見つけるための3ステップ

子どもの頃に夢中になったことを思い出す

子ども時代に時間を忘れて没頭したものは、今もあなたの心を動かす可能性があります。誰もが持って生まれた「好きなこと」「得意なこと」があり、それが人生の幸福度に影響することが多いのです。

自分は幼少期に何をするのが好きな子どもだったのか、ご両親に訊いてみるといいでしょう。

 

好きなことや得意なことをノートに書き出してみる

自分の好きなことや得意なことを実際に書き出してみると、あらためて「私はこれが好きなんだ」「これが得意なんだ」と自覚することができ、夢や目標を探すためのヒントになります。

 

100%の「やりたい」が湧いてこないものには手を出さない

様々な情報や選択肢であふれている今。「やってみようかな」「やっといたほうがいいかな」くらいの気持ちなら手を出さないほうがいいでしょう。あらゆる選択肢を削って削って、最後に残ったものが本当に自分のやりたいことになります。

 

夢や目標がなくても主体的に生きる方法

夢や目標があると、主体的に生きている感じがしますよね。だから人は夢や目標を持つのがいいことだと思いがちです。

 

でも、夢も目標もなくても主体的に生きることはできます。

「やらなきゃ」ではなく、自分でやることを “選ぶ”

「やらなきゃいけない」という義務感や、周囲に流されて何かを決めることをやめ、すべて自分で “選ぶ” という意識を持つと、幸福感が増します。

たとえば、日々のちょっとした家事ひとつとっても、「やらなきゃいけない」と考えるとやらされている感が強くなりますが、「自分でこれをやることを選んでいるんだ」と考えると、主体的に生きている実感がわきます。

 

自分の短所を書き出し、それを生かす意識を持つ

生きていくためには長所を生かしたほうがいいと思いがちですが、長所と短所は背中合わせなので、短所も長所と同じくらいに生かすことができます。

たとえば、「物事をネガティブに捉えがち」という短所があるとしたら、それは「リスク管理能力が高い」と言い換えることができますし、「人見知りがはげしい」という短所なら「用心深い」と言い換えることができます。

自分の長所はすぐに挙げられなくても、短所ならすぐに思いつく人は多いんじゃないでしょうか?

 

短所を生かしていこうという意識を持つと、世の中の見え方が変わります。

 

自分と、自分の目の前にいる人を喜ばせる

世の中の役に立てることがしたい!と思ったとして、いきなり発展途上国にボランティアに行ったり、保護犬を何匹も引き取るなどは簡単にできることではありません。もちろんできたら素晴らしいですが。

まずは自分を、そして次に自分の目の前にいる人(一番身近な人)を喜ばせるような言動を心がけてみてください。自分や目の前にいる人を飛び越えて、いきなり遠くの他人のために何かやろうとしてもうまくいきません

幸せの輪を自分の周りからスタートさせて、徐々に大きくしていくようにすると、いつのまにか大きな夢や目標にたどり着いていることがあります。

 

まとめ 幸せ=主体的に生きること

夢や目標は人生を幸せにする大きな力になりますが、それがないと幸せになれないわけではありません。

自分の人生に幸せを感じられるかどうかは、主体的に生きているかどうかで変わってきます。主体的に生きるためには、何事も難しく考えず、義務感ややらされている感を手放して自分で「選んでいるんだ」と考えるようにしましょう。

まずは「自分の短所が実は長所でもあるんだ」と認識するところから始めてみるといいかもしれませんね。

 

 

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